介護小説 『連続小説・泣いて笑って、新人介護士あかりの成長期』① 「ちょっと新人! そっちの車椅子押してよ!」 耳に飛び込んできた鋭い声に、私は思わず背筋を伸ばした。 まだ制服も着慣れていないのに、もう“戦場”に放り込まれたような気分だ。 目の前では、廊下いっぱいに広がった車椅子の列。入所者さんたちを食堂... 2025.09.13 介護小説