🧍♀️1. 介護士が手首を痛めやすい理由とは?
介護士の多くが「手首の痛み」を訴えるのは、繰り返しの介助動作や中腰姿勢が大きな原因です。
特に入浴介助や移乗介助のとき、
👉 「利用者さんの腕を支える」「手すりを掴む」「手首をひねる」
といった動作が頻発します。
これらの繰り返しにより、腱と腱鞘の間で摩擦が起こり炎症を起こすのが“腱鞘炎”です。
一度発症すると、仕事を続けながらの回復は難しく、痛みが慢性化する危険性があります。
🧬2. 腱鞘炎のメカニズムをわかりやすく解説
腱鞘炎とは、腱を包むトンネル(腱鞘)に炎症が起きることで痛みを感じる状態を指します。
特に「ド・ケルバン病」と呼ばれる親指の付け根部分の炎症は、介護士に多く見られます。
主な原因は👇
・手首の使いすぎ(オーバーワーク)
・同じ動作の繰り返し
・無理な姿勢での介助
・冷えによる血行不良

⚠️3. 放置するとどうなる?慢性化のリスク
腱鞘炎を「仕事だから仕方ない」と我慢していると、
✔️ 手首を動かせないほどの痛み
✔️ 物を持つだけで激痛
✔️ 指が曲がらない(ばね指)
など、長期離職につながるケースもあります。
💬 実際に現場では、「利き手が使えず介助できない」と泣く職員も少なくありません。
だからこそ、早期発見と早めのケアがとても大切です。
🧘♀️4. 【現場でできる】腱鞘炎予防のコツ10選
1️⃣ 手首をひねらない動作を意識する
2️⃣ 利用者の体を「持ち上げる」ではなく「滑らせる」
3️⃣ 介助ベルトやスライディングシートを活用する
4️⃣ 手首を冷やさない・温める習慣
5️⃣ 長時間同じ姿勢を避ける
6️⃣ サポーターを上手に使う
7️⃣ 痛みが出たら無理せず上司に報告
8️⃣ 作業後のストレッチを習慣化
9️⃣ 手首より肘を動かすよう意識
🔟 職場内で「動作の改善」を共有する文化を作る
💡小さな意識の積み重ねが、未来の健康を守ります。
👐5. すぐにできる!ストレッチ&リストケア方法
仕事前後に1分でもOK!
簡単にできるセルフケアをご紹介します👇
🌀【手首回しストレッチ】
手のひらを下にして、円を描くように手首をゆっくり回します。左右30秒ずつ。
🫱【指のストレッチ】
片手の指をもう片方で軽く反らせ、手首の筋を伸ばします。
🌡️【温冷交代浴】
温かいお湯と冷水に交互に手を入れると、血流が改善され疲労回復に効果的です。
💪6. サポーター・グッズの選び方とおすすめ
腱鞘炎用サポーターは、固定力と通気性が重要ポイント。
最近では仕事中でも目立たない「薄型タイプ」も多く販売されています。
🧤おすすめは👇
・MIZUNOの介護用サポーター
・ピップの「手首用サポーター」シリーズ
・冷却ジェル一体型サポート
👉 適度に固定し、痛みを軽減しながら作業できるタイプを選びましょう!
🏥7. 医療機関を受診すべきタイミング
以下の症状があれば、整形外科の受診をおすすめします。
・痛みが2週間以上続く
・手を握ると「カクン」と音がする
・腫れや熱感がある
💬「病院に行くのは大げさ」と思う方もいますが、早期治療で悪化を防ぐことができます。
🏠8. 介護士の体を守る職場環境の見直し
「人が足りない」「休みが取れない」――
こうした職場では、体の不調を訴えても我慢してしまう傾向があります。
🧭 もしあなたが今、
・無理な勤務体制
・サポート体制の不足
・相談しにくい職場
に悩んでいるなら、転職も“健康を守る手段”のひとつです。

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